ご予約を頂きまして誠にありがとうございます。
ピンクペイズリーの塗装を行います。
ご要望は
・お持ち込みのテレキャスターボディ(cncルーター加工、未仕上げ)SSの仕上げ及びザクリをHHに変更する。
・下地及、バースト、上塗り共にニトロセルロースラッカーで、ピンクペイズリー塗装を行う。
・クリアピックガードの製作と塗装。
こだわりのポイントは
・Fender のピンクバーストを忠実に再現すること。
・バースト下地のシルバーのアルミ粉の大きさを調節することで、仕上がりのメタリック感を意識しました。
・ピンクバーストのカラーを配合する際のレッド(スケルトン)への紺色の配合具合。レッドも紺色もすべてニトロセルロースが主成分です。
・壁紙の模様がボディのセンターに対してバランスが良くなるように配置。壁紙のサイズは限られているため、最大限きれいな配置になるように試行錯誤しました。
・壁紙の厚さは約1mm程あるため、ボディ端の面取り部分での段差が小さくなるように壁紙の端をボディの面取りに合わせて斜めに裁断しました。仕上がってしまうと分かりませんが、これによって、塗装が必要以上に分厚くなることを防げます。
process
シングル+シングルのザクリをハムバッカーサイズに変更します。
2ピースの継ぎ目とセンターに若干のずれがあったので、ネックジョイント中心と裏通し穴のセンターから中心を出し、HHのザクリに変更します。
SSざくりのままHHザクリを加工するとSSざくりがところどころ残ってしまうので、埋木してからザクリ加工を行います。また、配線ザクリも不要になるため埋木します。
埋木はアルダーを使用し、木目方向もそろえました。
ハムバッカー用のザクリ加工を行います。
ザクリは主なピックアップメーカサイズがおさまり出来るだけ小さいサイズに加工
配線穴フロントピックアップからリアピックアップまで及び、リアピックアップからコントロールキャビティまでを加工します。
また、今回はリアピックアップはエスカッションマウントにするため、ブリッジは独立型になります。そのため、アース配線の穴をブリッジ付近かリアピックアップまで加工します。
最後に、ボディ周りの面取り、及び、キャビティ、ビス穴などに加工します。ボディ周りはFenderサイズとしました。
ピンクペイズリーの壁紙を裁断し、浮きのないように注意深く貼り付けます。
壁紙の柄がボディに対してバランスが良くなるように裁断しました。
壁紙はFenderで使用されているものに非常に似ておりました。
ニトロセルロースが主成分のシーラー下塗り塗装を行います。
壁紙の段差や壁紙自体のテクスチャをなくすため下塗りは8回ほど行いました。
バーストの下地のシルバーを塗装します。
ピンクバーストを塗装します。
サンプル塗装を行いお好みのカラーをお選び頂きました。
上塗り塗装を行います。
ピックバードを切り出し、ピンクバースト塗装します。
gallery
以下スマートフォンで撮影
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