overview
Custom-Made
ご予約を頂きまして誠にありがとうございます。
お持ち込みのギターは「FENDER USA JEFF BECK STRATOCASTER」
ボディのリフィニッシュ及びレリック加工を行います。
カラーはエイジドオリンピックホワイト。
デザインはichimonziオリジナルで、お客様のプレイスタイルをお伺いし、カスタマイズします。
プレイスタイはルジャズや、カッティングプレイ。
これらを考慮して、エイジド加工のデザインを考えました。
「FENDER USA JEFF BECK STRATOCASTER」はテクニカルなプレイの為に特別に作られています。
そのディティールに今回の加工がマッチするように注意を払いました。
デザインで特にこだわった点はブリッジ付近のダメージです。
これはジャズプレイヤー特有のダメージで、繊細なプレーを物語っています。
次に、全体的な傷のバランスに注視しました。
大切に扱われたギターですが、長年のプレイによって出来るラッカー特有の風合いを出すため、ウエザーチェックは細かめに入れ、塗面の艶感も調整しました。
オリンピックホワイトの経年による変色は様々。
そのなかで、最適な日焼け具合に調整しました。
キャビティ内とその他の黄ばみの違いや、プレイによる劣化も考慮し、デザインしました。
また、ホワイトの塗装は他のカラーに比べて特殊です。
そのためホワイトならではのウエザーチェックにもご注目下さい。
process
分解します。
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/relic-1024x768.jpeg)
塗装を取り除きます。
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-1-1024x768.jpeg)
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-2-1024x768.jpeg)
塗装を剥がす部分にマスキングテープを貼ります。
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-4-1024x768.jpeg)
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-3-1024x768.jpeg)
サンディングシーラーを塗布→乾燥→研磨を3回繰り返します。
ホワイトを塗布を4回塗布します。
クリアを塗布→乾燥→研磨を3回繰り返します。
日焼け加工、塗膜の経年による劣化、傷、打痕、ウエザーチェックなどを丁寧に加工します。
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-7-1024x768.jpeg)
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-8-1024x768.jpeg)
木目だし加工を行います。
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-6-1024x768.jpeg)
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-5-1024x768.jpeg)
組立調整を行います。
調整内容は仕込角調整、ハードウエアマウント、電装、トラスロッド、弦高、オクターブ、グリスアップなど。
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-11-1024x768.jpeg)
![](https://www.ichimonzi.com/Reborn/wp-content/uploads/2023/12/Relic-10-1024x768.jpeg)
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