CUSTOM-MADE Remodeled 51 Nocaster Heavy Relic Faded Blonde

Custom Order

ビンテージギターの風合は、およそ半世紀に渡り弾かれ大切にされてきた証です。
そのような軌跡を、半年ほどの期間で、再現する事は容易ではありません。
ichimonzi Guitarsでは工法や工程などを創意工夫し、コストを出来るだけ削減しています。
また、ダメージ加工と言えば、何かにぶつけたり、叩いたり、無理に削ったり、
乱暴に扱っただけの加工になりがちです。
しかし、実際は、永きにわたって丁寧に使い続けた結果、ビンテージ独自の雰囲気が出るもの。
すなわちエージングであると言う考えに基づき制作しています。
よく見る、「傷を付け、ダメージを負っただけの新しいギター」との質感や、サウンドの違いをご覧下さい。

notice

Nitrocellulose Lacquer Finish & Vintage Effect

オールニトロセルロースラッカー仕上げ
10万円台のギターに多い、上塗りのみのラッカー塗装ではなく、
プライマー(下塗り)、素地調整(中塗り)、顔料(上塗り)、クリア(仕上げ)すべてをニトロセルロース、ニトロセルロースラッカーを用いて塗装。
時の流れがボディに与える情況を再現し塗装をエージング
はがれた様子、小さな傷に至るまで実機に基き忠実に再現

下地材が経年により変色した状態や、
塗装がクリア、顔料、序所、中塗り、下塗りと段階的ににはがれた様子までをも表現
木肌が露出した部分の木目を美しく見せるように特殊な木目だし加工を施しています。
塗装がはがれた部分は、木肌の質感を最大限に引き出し、ビンテージの風合いを丁寧に作りこみました。また、段階的にはがれることによるに日焼けの度合いをも表現

ネック裏には弾き込む事による塗装のはがれを、
さらに、木目だしを行っています。
ペグやネックポケットなどによる日焼け跡も丁寧に施しています。

長年弾き込まれた状態を丁寧に加工
指板にもエイジド加工

Weather Check

経年劣化、気候による影響などで出来るラッカー塗装のひび割れを起こさせています。
画像では解りにくいですが、肉眼ではリアルな質感を確認する事が出来ます。
また動画ではある程度ご覧になれます。

Nitro Lacquered Pickguard

51年当時のピックガードと同様なクリア塗装

specs

General

Model Name: CUSTOM-MADE Remodeled 51 Nocaster Heavy Relic Faded Blonde
Series: Vintage Style
Base: Fender Japan TL52-120 “EXTRAD”
Color: Blonde

Body

Body Material: 2-Piece Ash
Body Finish: Nitrocellulose Lacquer

Neck

Neck Material: Maple
Neck Shape: Soft “V”
Scale Length: 25.5″ (648 mm)
Fingerboard Radius: 7.25″ (184 mm)
Number of Frets: 21
Fret Size: FENDER VINTAGE-STYLE
String Nut: Bone
Nut Width: 42 mm
Neck Plate: 4-Bolt
Neck Finish: Nitrocellulose Lacquer
Fingerboard: Maple

Electronics

Bridge Pickup: Single-Coil Original PU(USA)
Neck Pickup: Single-Coil Original PU(USA)
Controls: Volume, Tone
Pickup Switching: 3-Position Blade
Pickup Configuration SS

Hardware

Bridge: 3-Saddle American Vintage Strings-Through-Body Tele
Tuning Machines: Vintage-Style Fender
Pickguard: 1-Ply Black
Control Knobs: Nickel/Chrome

Miscellaneous

Strings: FENDER / Original Pure Nickel 150’s Light
Case: Hard case

overview

ご予約を頂きました、Fender Japan TL52-120 “EXTRAD”をベースに、51 Nocaster Heavy Relic 仕様で製作致します。
51仕様にヘッドの面取りや経年による風格を再現ます。
また、リフレットを行いプレーヤビリティの向上を図ります。

ボディーは2ピースアッシュ、ネックはほぼストレート、メイプルの1ピース、トラスロットは十分調整可能、フレットは指板調整の後FENDER VINTAGE-STYLEに交換しレベリングを行います。

すべての塗装をはがし無垢な状態から、プライマー(下塗り)、シーラー(中塗り)、顔料(上塗り)、クリア(仕上げ)すべてをニトロセルロース、ニトロセルロースラッカーで、丁寧に塗装を施しエイジド加工。

オリジナルのパーツ、ワイヤリングは本体のレストアにより、最大限にヴィンテージなサウンドを与えてくれるでしょう。

枯れたサウンドはビンテージギターならではの物!
有名メーカーカスタムショップが手掛けるモデルのデザインに限りなく寄せ、更に、独自の方法でギター本来の機能を損なわずにダメージを施します。

process

Take a guitar to pieces



neck

Surface Preparation

サンドペーパー#400まで仕上げます。
指板面は7.25″ (184 mm)に整形

パーツなどで隠れる部分にマスキングを行い、日焼け加工を施します。

Painting

ニトロセルロースラッカーでの塗装工程
塗装がはがれる部分を参考モデルを元に忠実にマスキングを行います。

シーラーを3度塗布、乾燥、研磨後、ラッカークリアを2度塗布、乾燥後、研磨

木目だしの様子

経年による傷などをこまかく再現し、よごれをペイント
無塗装部分にはオイルにより保護します。

十分な乾燥後ウェザーチェックを施します。

Leveling

ネックのコンディションは概ね良好
トラスロットには十分な余裕あり
6弦側が少し起きた状態
指板のレベリングによりストレートに整形します。
隆起箇所をマーキングし慎重に削り、レベルを測定を繰り返し行います。

フレットの打ち込み

レベリングを行います。

Body

Surface Preparation

サンディングペーパー#400まで仕上げます。

Painting

ニトロセルロースラッカーでの塗装工程
塗装がはがれる部分を参考モデルを元に忠実にマスキングを行います。

目止めを行い、日焼け加工を施します。

サンディングシーラーを塗布、乾燥後、研磨、を3度繰り返し平面が出たことを確認

クリア色を調合し塗布、乾燥、研磨、を2度繰り返す。

マスキングを取り除き、木目だしを行います。

経年による傷やよごれを細かく再現します。

十分な乾燥後ウェザーチェックを施します。

Pickguard & Control Knobs & Pickup Cover & Screw

51年当時のピックガードと同様にクリア塗装を施します。
表面をサンディングします。

ピックガードの裏面の塗装缶の跡も再現
クリアで塗装、乾燥後、サンディングを行い、研磨

経年による劣化と演奏による傷などを施します。

Electronics

配線を元の状態に戻します。
音響用ハンダKESTER44を使用

String Nut

ナットを削り出します。

gallery

タイトルとURLをコピーしました