ニトロセルロースラッカーでギターをリフィニッシュする方法!DIY vs ショップ?ショップでの料金は?

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お気に入りのギターだけれども、ポリ塗装なので、独特のつや感に不満な方や、カラーが気に入らない方、フレットの減りなど、ひき心地に不満のある方は、リメイクで、ニトロセルロースラッカー塗装することを考えてみても良いのではないでしょうか。

ニトロセルロースラッカー塗装はポリ塗装に比べて、塗膜が薄く、木材の呼吸を妨げないために、経年による木材のエイジングを楽しむ事ができます。

ポリ塗装の場合は、塗膜が厚いポリウレタン樹脂で木材の表面を覆うために、木材本来の性質を奪ってしまします。丈夫でキズがつきにくいなど良い点もありますが、その反面、エイジングや、レリック加工を楽しむ事ができないのです。

では、ポリ塗装のギターをニトロセルロースラッカー塗装でリメイクした場合、どれくらいの費用が必要になるのでしょうか。

また、自分でリメイクする場合とギター工房にお願いする場合に、仕上りにどのような違いが生まれるのでしょうか。

さらに、リメイクに費用をかけるよりも、新しいギターを買うほうが良いのでは?などの疑問について考えたいと思います。

リメイクをプロにお願いした場合なにが違うの?いくらぐらいかかる?

プロにお願いいしたほうが、仕上りが良いことは、経験的に理解できますが、具体的にどんな差があるのでしょうか。

古いポリ塗装のギターをニトロセルロースラッカー塗装でリメイクする場合について考えたいと思います。

条件は

  1. ポリ塗装をすべてはがす。
  2. ニトロセルロースラッカー塗装し、ビンテージ加工をする。
  3. フレットを交換する。
  4. ナットを交換する。

1.塗装はがし

まずは、塗装はがしですが、ポリ塗装は非常に厚く丈夫なため、塗装をはがすには多くの時間と労力が必要になります。

DIYで塗装はがしをする場合に、電動工具などを使わずに、行うと、作業開始まもなく、後悔することは間違いありません。工具類をそろえたとしても、キャビティ内まできれいに塗装をはがすことは、難しく、大切なボディを削りすぎてしまったりと、失敗もつきものです。しかしながら、工具を持ち合わせている場合は、費用面でメリットが大きいでしょう。また、手作業で塗装を剥がす場合に、サンディングペーパーを6枚程度使用すると仮定すると、千円程度でできることになります。ただし、作業時間は2日間ほど必要でしょう。

プロに任せた場合には、キャビティ内はもちろん、下塗り塗装まできれいに剥がすことが可能です。せっかくニトロセルロースラッカーで再塗装するのに、ポリ塗装の下地が残ったままでは台無しになってしまいます。ボディとネックの塗装はがしにかかる費用は、一般的なリペアショップで約5万円~7万円程度で、塗装はがしのみでの注文を受付けてもらえない場合もあります。

2.ニトロセルロースラッカー塗装

DIYで塗装に挑戦するのは大変そうで、ハードルが高いように感じてしまいます。DIYで塗装する場合、スプレー缶で塗装するのが一般的ですが、塗装する場所の確保や、きれいに塗装するための方法など、いろいろ考えなければなりません。DIYでの最大のメリットは費用面でしょう、スプレー缶3~4本と、サンディングシーラーをを購入する金額、約5千円程度で可能です。作業時間も2日間程度で可能でしょう。

リペアショップにお願いした場合、コンプレッサーによるスプレーガンを使うため、薄い塗膜かつ、均一かつ、きれいな塗装面に仕上げることができます。塗装のバリエーションも豊富で、レリック加工やビンテージ加工を行えるショップもあります。一般的な費用は約4万円~6万円程度でしょう。

3.フレットの交換

フレットやナットの交換の作業内容自体は単純なものですが、単純であるがゆえに熟練を要するもの。

フレットを隙間なく指版に打ち込むための方法で重要になることは、均一に指版を整形することと、その指版に完全に沿ったRにフレットを整形してから打ち込む事です。文章で読むと一見簡単にみえますが、指板が均一になったかどうかを見極める方法は極めて難しい作業です。

フレットを均一に打ち終えたとしても、それぞれのフレットは微妙に高さが違います。これは打ち込み時の圧力や、フレット下の指板の硬さの違いによって起こります。機械によって均一な圧力で打ち込んだとしても微妙に高さが違うものなのです。

微妙な高さの違いを均一にするために、フレットのすり合わせを行います。すり合わせを行うためには、鉄鋼ヤスリと、紙やすり、平らな棒が必要です。それぞれ、ホームセンターなどで、安く購入することができます。鉄鋼やすりで、大まかに高さを揃え、平らな棒などに紙やすりを両面テープで接着し、フレットの高さが揃うように削ります。フレットを削る際にトラスロットを調節し指板の反りを調節ます。すり合わせを行う前に、指板を平らにすることを忘れてはいけません。

しかしながら、上記の作業を行ったとしてもフレットは平らにはなりません。これはヤスリの特性により起こります。ヤスリは切削面において、接する面積の少ないところを余計に削ってしまう特性があるからです。すなわち、フレットの高さが高い部分とともに、その周りのフレットまでも余分に削ってしまうのです。

このようなヤスリの特性を理解したうえで、フレットのすり合わせを行う必要があるのです。では、どのようにすれば、良いのでしょうか。最も有効な方法は、上記の作業を行った上で、隣接する3つのフレットの高さを比べて、飛び出ているフレットのみをヤスリで削ります。これを端から順に最後まで行います。面倒な作業ですが、これでようやくフレットの高さを揃えることができるのです。

DIYでこれらの作業を行う場合、くいきり、鉄鋼ヤスリ、紙やすり、ゴムハンマーなどは最低限必要となります。フレット打ち換えの練習としてやってみる場合にはよいでしょう。ただし、大切なギターでフレットの打ち換えを試すのはおすすめできません。必要となる時間は約2日くらいでしょう。

リペアショップへ出した場合の金額は、約1万5千円から、3万円程度でしょう。

4.ナットの交換

ナットは楽器としても重要な部分です。ナットの材質や、作り方で大きく音が変わるのも事実です。演奏時にフレットを抑えていればナットなんて関係ないように思われがちですが、ナットはネック端部に弦を固定する役割を担っています。フレットを抑えている場合であっても弦の振動に大きく係わっており、出音を大きく左右します。

ナットを自作するためには、専用のナットファイルが必要になります。ナットファイルはそれぞれの弦の太さに合った専用のヤスリです。値段は1万円程度で買うことができます。また、ナットの溝の深さを計測するためには隙間ゲージも必要になります。隙間ゲージはホームセンターなどで、千円程度で購入することができます。

ナット作りの作業は、いたって単純です。ネック本体のナットを取り付ける溝に合わせて、外形を整形し、それぞれの弦の溝を好みの深さに、ナットファイルを使って削ります。このとき隙間ゲージで弦高を測りながら作業します。弦はナット部分で折れ曲がるように角度がついています。ナットの溝の角度によって、弦のテンションも変わりますので、それぞれの弦に適した角度をつける必要があります。これらの一連の作業は大きく音を左右します。

DIYでナットを作る場合、ナットファイルを揃える必要があります。ナットファイルは自分が使いたいゲージに合ったものにしなければいけません。金額は約1万円程度でしょう。また、使用するナットは牛骨の整形済で、最初から浅い溝の切ってあるものを使うとよいでしょう。

ショップに出した場合の金額は、約1万5千円程度でしょう。

リフィニッシュ リメイクにかかるおおよその金額は?

今回の リフィニッシュ に必要な、塗装はがし、塗装、フレットの打ち換え、ナットの交換を行うと約12~17万円程度の金額が必要となるでしょうか。

リフィニッシュ リメイクの良いところ

リフィニッシュにはある程度の金額がかかることが分かりました。それでは、その金額で、新しいギターを買ったほうが良いのでは?と言う疑問が生まれてきます。ハンドメイドギターの価格の大半を占めるのは工賃です。そこには、手作業で行う事でのメリットが存在します。ギターの音質に大きく係わるナットの製作、プレイヤビリティーにも直結するフレットのすり合わせ、低価格のギターにはない塗装方法など、これらの機械が苦手とする作業を提供する事が可能となるのです。リメイクによって高価格であるオーダーメイドギターと同等の性能を享受できることになるのではないでしょうか。

そこには、良い素材で作られた汎用ギターをリメイクで生まれ変わらせるメリットが十分にあると思います。費用と効果を冷静に分析することで、正しい価値を見極めることができるでしょう。

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