John Mayer モデルに迫る ビンテージ Fernandes Strato カスタムメイド

John Mayer Black One

はじめに

Fernandes The Revival、国産ビンテージギター。
Fenderの完全コピーを目指し、Fernandesがこだわって作りこんだモデルです。
ヘッドはFenderタイプ、ローズウッドのスラブボード指板、ボディーはアルダー
イナーシャブロックはアーミングを邪魔しないようにテーパーがつけられています。
ボディー、ネック共に現在の同価格帯ものに比べてはるかに良質の素材、また、乾燥し安定しています。
カスタム塗装と調整を行うことにより新しいギターへと生まれ変わります。

枯れたサウンドはビンテージギターならではの物!
アッセンブリーに関しても、コストダウン、採算重視の現在の機種とは違います。

ネックはテンションをかけない状態でストレート、フレットは新しいものに交換します。
トラスロットは締められておらず、フリーの状態で、十分調整可能。
ボディー、ネックの塗装はポリ塗装、全てはがして薄いニトロセルロースラッカー塗装を施します。

有名メーカーカスタムショップの手掛けるJohn Mayer モデルのデザインに寄せ、
更に、独自の方法で塗装の機能を損なわずにダメージを再現したいと思います。

良く見る、「傷を付けただけの新しいギター」との質感や、サウンドの違いにご注目。

注意、この作品はスプレーガンを使用して塗装しています。スプレー缶を使用し塗装する場合はスプレー缶に記載の乾燥時間をお守りください。
スプレーガンよりもスプレー缶による塗装は難しく、コツが必用です。しかし、道具の費用メンテナンスなどを考えるとスプレー缶は大変便利です。
スプレー缶による塗装のコツはこちら

John Mayer Black 1 については”John Mayer BLACK1 解説 Big Dipper! Jazzy Cat!? なのか”をご覧下さい。

ニトロセルロースラッカー塗装でビンテージ風エレキギターにリメイク!

分解



きれいな状態です。




GOTOHのペグが付いています。
John Mayer モデルもロトマチックタイプのペグですので既存のペグを使用し加工します。


ポット、5way Switchに固着が見られますので、交換します。

ネック、ボディー共に塗装をはがす作業に移ります。

ネックの加工

塗装はがし

塗装をはがす前に、フレットをすべて抜き取ります。


小型のサンダーで荒削りし、

サンドペーパー#80から#400まで仕上げます。










フレットの交換

フレットを加工しRを付けて打ち込みます。
R加工




ネックを専用の台に乗せフレットを打ち込みます。
ネック台は、フレット打ち込み時に打ち込みの力が分散するのを防ぎ、綺麗に仕上げる事が出来ます。




フレットのはみ出した部分をエンドニッパーで切断し、ヤスリで削り、切断面に角度を付けます。


フレット両端のバリを取り除きます。


指板をマスキングし、フレットをすり合わせます。



フレットの高さを揃え、断面を半円形に整形し、研磨します。






ビンテージ塗装

ポアーステインでビンテージカラーに色付けします。

経年による塗装のはがれで付着した、ネック裏の手垢を予めポアーステインで着色します。


指板部にマスキングを行い、木部用プライマーを塗布し一日乾燥
サンディングペーパー#400で軽く研磨

ラッカースプレークリアつや消しでネック裏のみ塗装し二日乾燥

経年により塗装のはがれの発生する、ネック裏をマスキング

サンディングシーラーを塗布
更にサンディングシーラーを塗布し2時間乾燥
サンディングペーパー#400で研磨

ラッカークリアを塗布

更にラッカークリアを塗布し二日乾燥

サンディングペーパー#400、#600、#1000で研磨
ヘッド部分とネックの付け根部分のみをコンパウンドで研磨し控えめな艶出し

ネック裏の一部はマッドに仕上げます。


ボディーの加工

塗装はがし

ベルトサンダーで大まかに塗装をはがし、
電動サンダーで平面を出し、
小型のベルトサンダー曲面部を削り、

サンディングペーパーで#220、#400、仕上げます。




アルダーの4ピース

ボディーの調整

ネックのセンターとボディーのセンターを検査し調整します。

ブリッジアンカーボルトの穴が少し大きくなっていますので、穴を塞ぎ、ブリッジの位置を修正します。


センターを出し、アンカーボルトの穴を、空け直します。
ほぼ、元の位置と同じですが、若干右よりでアンカー穴も、小さくなりました。
しっかりとブリッジを、支える事ができます。


アンカーのサビを落とし、ボディーに仮止め
テスト弦を張り確認します。
 

ブリッジ位置の修正完了です。

ニトロセルロースラッカー塗装

ポアーステインでビンテージカラーに色付けします。
木目を目立たせると共に、
3ピースの継ぎ目を解り難く塗装します。

木肌を荒くし木目を目立たせます。
綺麗な状態


木目を目立たせた状態


ポアステインで着色します。




木部用プライマーを塗布し一日乾燥




予め塗装をはがす部分をマスキングします。




サンディングシーラーを塗布
サンディングシーラーを塗布
サンディングシーラーを塗布
更にサンディングシーラーを塗布し一日乾燥

サンディングペーパー#400で軽く研磨


シーラーが経年で変色した様にペイントします。


ラッカーブラックを塗布
更にラッカーブラックを塗布

ラッカークリアを塗布
更にラッカークリアを塗布し一日乾燥


耐水サンディングペーパー#400でサンディングを行います。




続いて、#600、#1000で順に研磨

コンパウンドで研磨


マスキングテープをはがし、細部をルーターで調整します。


その他のパーツ

プラスチックパーツの加工

ピックガード、ピックアップカバー、スピードノブなどのパーツに経年による黄ばみのような塗装を施します。

グリーンピックガードに交換します。
新しいものなので、サンディングし、コンパウンドで研磨後、
経年による黄ばみを塗装します。


サビ止め加工

ブリッジのパーツ、芋ネジを外しサビを取り除きサビ止めを塗布します。

その他の木ネジにもサビ止めを塗布します。

サビ加工

金属パーツにサビのように見える塗装を施します。


ネックプレートのロゴを削り、サビ加工を施します。




組立て

アッセンブリ







完成


























まとめ

Body Material: Alder 4piece
Body Finish: Nitrocellulose Lacquer ニトロセルロースラッカー
Neck Material:  Maple
Neck Shape: “C” Shape
Scale Length: 25.5″ (648 mm)
Fingerboard Radius: 7.25″ (184 mm)
String Nut: Synthetic Bone
Neck Finish: Nitrocellulose Lacquer ニトロセルロースラッカー
Fingerboard: Rosewood
Bridge Pickup: Single-Coil
Middle Pickup: Single-Coil
Neck Pickup: Single-Coil
Controls: Master Volume, Tone 1. (Neck Pickup), Tone 2. (Middle Pickup), 5way Switch
Bridge: 6-Saddle Synchronized Tremolo
Tuning Machines: Schaller Type

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